なぜ、家庭学習に目覚めたのか?


私が小学校にあがったとき、父は私に正座をさせてこう言いました。



「わからないところは、先生に聞け。自分で調べろ。親を頼るな」



終戦の年に生まれた父は、兄弟が多かったこともあって義務教育までしか受けていません。母もそうです。頼られても困るという思いなのか、自立せよという親の願いかはわかりませんが、父の言葉を耳にして以来、勉強は自分でなんとかするものだと信じてきました。2児の母親になってからも私の考えはたいして変わることなく、幼児教育というものにも関心がないまま過ごしていたのですが....。


そんな私が、なぜ今になって家庭学習に目覚めたのか?

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「なかなか成績があがんない...」





通わせているわけでもないのに受験させてもらっている、ある進学塾の学力テストを数回ほど受けた後、ぽつりと言った娘のこんな言葉がきっかけでした。

小学校でもらってくる娘の通知表は、そんなに悪くはありません。算数などは、嬉しいことにオールAです。なのに、塾で受ける学力テストの偏差値は、なかなか思うように伸びてはくれない。彼女にとっては、それがとてもしんどいようです。
「またダメだった....」
結果がでるたびに暗くなるのですが、それでも娘は受験をやめようとはしません。
どんなに落ち込んでも、「また受ける」と娘は言います。
その前向きな態度に、ワガママな私も胸を打たれました。母親としてなんとかせにゃいかん。そう思ったわけです。


時期を同じくして、この本に出会いました。



絶妙のタイミング! こりゃ、神のお告げだと思いました。
「親を頼るな」という父の言葉には今もモチロン賛成ですが、自分の能力を疑いはじめている娘を見ていたら、親として、落ち込んでいる彼女の学習をサポートしてあげてもいいんじゃないか...、そんな風に思うようになったんです。
家庭学習については、まだまだ勉強不足の私です。あらゆる著書を読み、あらゆる先輩の経験談を参考にして、娘と息子の学習を見守っていきたいと考えています。